泉州磐船神社
2016年3月訪問
泉州磐船神社(せんしゅういわふねじんじゃ)は大阪府泉佐野市上瓦屋にある神社で、泉州航空神社(せんしゅうこうくじんじゃ)の通称でも知られています。航空や渡航に関する安全を祈願する神社として関西国際空港の建設を契機に創建された比較的新しい神社です。泉州磐船神社(大阪府泉佐野市) |
歴史と概要
主祭神は饒速日命 |
兵庫県神戸市の北野天満宮の次男として生まれた佐藤匡英氏が新空港である関西国際空港(関空)の守護神社創建を志し、関空が平成6年(1994年)9月4日に開港するのに先立ち、昭和58年(1983年)に大阪府交野市の磐船神社より分霊して創建されました。
寄贈されたヘリコプター |
この天の磐船とは岩の様に丈夫な空を飛ぶ乗り物であり、これが有史以降、空を飛んだ初めであるとされることから当社は航空安全、ひいては旅行・交通安全などにご利益がある神社として信仰を集めています。
境内
泉州磐船神社の立地は関空から10kmほど、りんくうタウンから4kmほど東の国道26号と国道170号(外環状線)が交わる「上瓦屋」交差点のすぐ近くにあります。
左下へのスロープが航空博物館入口 |
周辺は国道から少し中に入った住宅や農地に囲まれた静かな場所で、境内はコンパクトな敷地となっています。
神額となっているプロペラ |
参拝時にまず目に留まるのが独特の鳥居です。赤い鳥居の、通常額の部分がプロペラとなっていることからもこの神社が泉州航空神社と呼ばれるのがよくわかります。
拝殿 |
鳥居をくぐって右に手水舎や社務所があり、左に拝殿があります。拝殿の左下に航空博物館の入口があり、右側には本田航空から寄贈されたヘリコプター(川崎ベル47G-2)の実機が狛犬の代わりに置かれています。
狛犬代わりのヘリコプター |
また、ヘリコプターの隣には「飛雲庵」という茶室があります。
航空博物館
本殿の地下には小型飛行機の実機や計器などの航空機関連部品や文献、模型などが展示されている航空博物館があります。展示品の中には零戦のカウルや脚柱、タイヤをはじめとして戦時中から現代までの航空関連資料が約4000点が無料展示されています。
カウルの展示の一部 |
なお神社によりますと、「観覧希望の方は、社務所受付にお申し出頂ければ随時開けますが、たまに当方留守にしていることもありますので、確実にご覧になりたい方、遠方からお越しの方は事前にお問い合わせ下さい。」とのことです。
茶室前から鳥居方面を望む |
アクセス
電車で行く場合はJR阪和線「熊取」駅から国道170号(外環状線)を北西へ約1km、また南海本線「井原里」駅から府道20号枚方富田林泉佐野線を南東に約1km少々(「上瓦屋」交差点からは国道170号(外環状線)を100mほど)歩きます。「ファミリーマート泉佐野上瓦屋店」横の道を入り、(消防署の出張所の向かいを)右に入ると鳥居が見えてきます。
消防署の上瓦屋出張所向かいの角を右に |
車で国道170号を通って北(河内長野方面)から向かう場合は、終点の「上瓦屋」交差点(国道26号との交差点)を目指し、すぐ手前右側にあるファミリーマート泉佐野上瓦屋店の向こうの道に右折して入ります。
国道26号で大阪市、堺市方面から来る場合は「上瓦屋」交差点側道を左折、関空や和歌山方面から来る場合は側道を右折し、ファミリーマート泉佐野上瓦屋店手前の道を左に入ります。
すぐに「泉州航空神社」の看板があるので右折して少し進むと鳥居が見えます。神社の駐車場は3台分となっています。
●泉州磐船神社 ホームページ →http://www.senshuiwafune.jp/index.html
●泉州磐船神社 ホームページ →http://www.senshuiwafune.jp/index.html
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